お風呂上がり、脱いだブラジャーを洗濯かごに放り込んで、そのまま朝を迎えた——そんな日、ありませんか。翌朝あわてて洗濯機に入れて、気づいたらカップの縁がよれていた、というのもよく聞く話です。
ブラジャーの洗い方は、検索するとたくさん出てきます。ホックを留める、ネットに入れる、逆さに干す。どれも間違いではありません。ただ、その多くはワイヤー入りのブラジャーを前提にした手順です。ワイヤーがない一枚や、キャミソール型のカップ付きインナーでは、守るべきところが少し変わります。
この記事では、毎日の洗い方を5つの手順に整理したうえで、ノンワイヤーやカップ付きで変わるポイント、そしてレース・メッシュといった素材別の注意点をまとめました。手持ちの一枚を、気持ちよく使える期間を延ばすための内容です。
洗う前に。ノンワイヤーは「守るところ」が変わります
ワイヤー入りのブラジャーで型崩れといえば、まずワイヤーの歪みとカップのつぶれです。「ホックを留めて洗う」「逆さに干す」という定番の作法は、この2つを守るためのものです。金具が生地を引っかけないように留め、水を含んだカップが自分の重みで下がらないように吊るす、という理屈になります。
ワイヤーのない一枚は、事情が違います。支えているのは硬い芯ではなく、アンダー部分のゴムと、生地そのものの伸び縮みです。つまり守るべきは「歪み」ではなく「伸びたまま戻らなくなること」になります。
伸縮性のある下着の糸には、多くの場合ポリウレタンが使われています。この糸が苦手とするのは、熱・紫外線・濡れたまま長く置かれることです。乾燥機や直射日光が繰り返し避けるよう言われるのは、このためです。ホックのないキャミソール型なら「ホックを留める」手順自体が不要になる一方で、熱を避ける優先度は上がる、と考えると分かりやすいかもしれません。
この違いを頭に入れたうえで、具体的な手順に進みます。
毎日の洗い方、5つの手順
特別な道具は要りません。順番どおりにたどれば、今日から変えられます。
1. できればその日のうちに洗う
ブラジャーは思っているより汗と皮脂を吸っています。時間が経つほど汚れは繊維の奥に入り、落とすために強く洗うことになります。すぐに洗えないときは、せめて濡れたまま重ねて置かない——脱いだら広げて風を通しておくだけでも違います。
2. 30℃くらいまでのぬるま湯を使う
お湯のほうが汚れは落ちますが、熱いお湯はゴムの負担になります。手で触れて「ぬるい」と感じるくらい、30℃前後までを目安にしてください。冷たすぎると皮脂が落ちにくいので、水よりはぬるま湯が向いています。
3. 押し洗い、または洗濯ネットでおしゃれ着コース
いちばん生地にやさしいのは手洗いです。洗面器にぬるま湯を張り、中性洗剤かおしゃれ着用洗剤を溶かして、沈めて浮かせるように20回ほど押すだけで十分です。もみ洗いやねじり洗いは、生地の目を開かせるので避けてください。
洗濯機を使う場合は、洗濯ネットに入れて、おしゃれ着コースや手洗いコースを選んでください。ほかの衣類との摩擦がいちばんの負担になるので、ネットは大きすぎないものが向いています。ホックのある型は、留めてから入れてください。
4. 脱水は短く切り上げる
長い脱水は、生地を強く引き伸ばした状態を続けることになります。洗濯機なら30秒〜1分程度、手洗いならタオルで挟んで水気を吸わせるだけで足ります。絞ってねじるのは、いちばん形が崩れやすいやり方です。
5. 形を整えて、風通しのよい日陰に干す
干す前に、カップとストラップを手で整えます。ここをひと手間かけるかどうかで、乾いたあとの形がはっきり変わります。直射日光は避け、風通しのよい日陰へ。紫外線はゴムにも色にも負担になります。
ワイヤー入りならアンダー部分を挟んで逆さに吊るす干し方が定番ですが、キャミソール型やカップ付きインナーは、平らに置いて干すか、肩の部分を広めにかけるほうが肩紐が伸びにくくなります。細いハンガーに掛けっぱなしにすると、肩の一点に重みが集中します。
生地を早く傷める、4つのこと
やらないほうがよいことのほうが、覚えるのは簡単かもしれません。
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乾燥機にかける
高温はゴムの伸縮性をいちばん早く失わせます。時間がなくても、ここだけは避けたいところです。 -
直射日光で干す
紫外線は生地を弱らせ、色も抜けます。ベージュやブラウンは色が変わると服の下での見え方まで変わります。 -
塩素系・酸素系の漂白剤を使う
色落ちだけでなく、繊維そのものを傷めます。部分的な汚れは、洗剤を薄めて指の腹でなじませる程度にとどめてください。 -
濡れたまま放置する
におい移りやカビの原因になります。洗ったらすぐ、脱いだあともできるだけ早く乾かすのが基本です。
アイロンとドライクリーニングも、下着には向きません。しわが気になるときは、干すときに手で伸ばして形を整えるだけにしてください。
素材別に、気をつけたいところ
同じ「やさしく洗う」でも、素材によって気をつける先が変わります。
レース
いちばん引っかかりやすい素材です。ホックやファスナーのある衣類と一緒に洗うと、糸が引き出されて一か所だけ目立つほつれになります。ネットは細かい目のものを選び、できれば単独で洗ってください。レースの選び方はレースのノンワイヤーブラの選び方にまとめています。
メッシュ・速乾素材
汗をよく吸う分、皮脂が残るとにおいの元になります。運動後はその日のうちに洗うのがいちばんです。乾きが早いので、脱水を短くしても干す時間はさほど変わりません。柔軟剤を毎回たっぷり使うと、吸水性が落ちることがあります。
キャミソール型・カップ付き
取り外せるパッドは、外して別に押し洗いすると形が保てます。入れたまま洗うと、カップの中でよれて元に戻らなくなることがあります。洗ったあとは、パッドの向きを確かめてから戻してください。
コットン・やわらかい肌側素材
縮みやすいので、熱いお湯は避けます。乾いたあとに少し縮んだと感じても、着けているうちになじむことが多いです。素材選びはコットンのノンワイヤーブラをお探しの方へもあわせてご覧ください。
洗い方に迷ったら、KISSY RUWENの3型
KISSY RUWEN はノンワイヤーブラの専門ブランドです。ドイツ生まれの特許繊維 Cell Solution® CLIMA を使い、体の広い面で受け止める設計をめざしています。現在展開している全12型は、いずれも「洗濯ネットに入れて陰干し」を共通のお手入れ方法としてご案内しています(レースを含む4型のみ、ネットの目にもご注意いただくようお伝えしています)。日々の扱いを型ごとに変えなくてよい、という意味では選びやすいかもしれません。
クラシックレースブラ
レース素材の一枚。単独で、細かい目のネットに入れて洗うと、レースのきれいさを保ちやすくなります。クラシックレースブラを見る
スポーツブラ
通気性のよいメッシュ素材。汗をかいた日に洗いやすく、乾きも早い型です。スポーツブラを見る
U字 キャミソールブラ
肩から背中まで一枚でつながるキャミソール型。ホックがないぶん、洗うときに引っかかる金具がありません。U字 キャミソールブラを見る
サイズが合わなかった場合の返品・交換もご用意しています。
実際に選ばれた方の声
くり返し洗ったあとの状態について書かれた声を集めました。
※お客様の個人の感想であり、着け心地には個人差があります。
洗い替えを回すと、一枚あたりの負担が減ります
洗い方を丁寧にしても、同じ一枚を毎日着け続けていれば、伸びたゴムが元に戻る時間がありません。3枚ほどを順番に回して、1日休ませる——これがいちばん手軽で、効果を感じやすい工夫です。
洗い方を見直しても、生地の薄さやアンダーのゆるみが戻らなくなったら、買い替えを考えるタイミングです。見極め方はブラジャーの寿命はどれくらい?買い替えのサインと長持ちさせるコツにまとめました。サイズが変わっている可能性もあるので、ノンワイヤーブラのサイズの選び方もあわせてご確認ください。
よくある質問
Q. ブラジャーは毎日洗ったほうがよいですか?
できれば1日着けたら洗うのが基本です。汗と皮脂が残ったままだと、においや黄ばみの原因になり、落とすために強く洗うことになります。難しい日は、脱いだあと広げて風を通しておくだけでも違います。
Q. 洗濯機で洗っても大丈夫ですか?
洗濯ネットに入れて、おしゃれ着コースや手洗いコースを選べば大丈夫です。KISSY RUWEN の各商品でも、洗濯ネットのご使用と陰干しをおすすめしています。生地をいちばんいたわれるのは手洗いですが、毎回でなくてもかまいません。
Q. 乾燥機は使えますか?
おすすめできません。高温は伸縮性のある糸をいちばん早く弱らせます。急ぐときは、タオルで水気を取ってから風通しのよいところに置くほうが早く乾きます。
Q. パッドは外して洗うべきですか?
取り外せるタイプは、外して別に押し洗いするとカップの形が保てます。入れたまま洗うと中でよれて戻らなくなることがあります。乾いてから向きを確かめて戻してください。
Q. ノンワイヤーブラも逆さに干したほうがよいですか?
ワイヤー入りでは定番の干し方ですが、キャミソール型やカップ付きは、平らに置くか肩の部分を広めにかけるほうが肩紐に負担がかかりません。どの型でも共通なのは、形を整えてから日陰に干すことです。
洗い方を変えても、その日のうちに違いは出ません。ただ、半年経ったときの一枚の状態は確実に変わります。まずは今日脱いだ一枚を、ネットに入れて日陰に干すところから始めてみてください。



